To the Student of Yokosuka Jr HS
(意訳)前略
科学はこの世の中の美しさを見つける手助けをしてくれますよ。
科学を通して、わたくしたちの世界を楽しみましょう。
横須賀中学校を訪問した私を、こんなに歓迎してくれて、心から感謝します。
アーサー・アイゼンクラフト
全米の物理教師の中から、最優秀教師として選ばれたアイゼンクラフト先生が、東京大学の滝川洋二教授はじめ、文部科学省の教育課程調査官林先生がたとともに本校を訪れました。そして、二つの学級で、滝川先生らとともに、横中生相手に授業をしてくださいました。これは、そのときいただいた色紙の中の言葉の一部です。
当日は、東海市内の小中学校はもちろん、知多管内の学校からも参観者があり、会場となった大会議室は百名近い先生方で超満員となりました。テレビカメラも何台か回る中、横中生は緊張しながらもしっかりと授業を受け、最後には立派な質問をして、授業者の先生方から賞賛のお言葉もいただきました。
私自身も、授業後、「すばらしい生徒さんたちですね、うらやましい限りです。」という意味の感想を複数の方々からいただき、心から誇りに思いました。でも、ここで授業を受けた生徒諸君は、ただ当たり前のことを当たり前にしていただけ、という顔をしていました。質問も、別に奇をてらったものではなく、ごく素朴な質問でした。
こんな受け答えをした私に対し、授業をされた先生方はこのように話されました。
「これは、日ごろの姿勢が今日の場面で出たのです。いろいろな学校で授業をしている私たちには、普段の過ごし方が見えてくるのです。」
日々の授業を大切にし、やるべきことをきちんとやる。中学校の3年間は、まずこの繰り返しです。部活動も同じ。結果を求める前に、まず練習態度が重要です。その点、横中の先輩は、あいさつもきちんとしていますし、何事にも一生懸命に取り組んでいます。このような地道な努力があってこそ、3年後の卒業の時点で、ああ、いい中学校生活だった、と自分自身に誇れるものになると思います。
よき中学校生活にするのは、すべて自分自身の姿勢次第。今日のみなさんの姿を見ていると、ああ、大丈夫だな、という気がします。先日行われた、おやじの会主催による「ウォークラリー」でも、たいへんすばらしい態度でしたね。閉会式でみなさんのことをほめたように、これからもそのような姿勢で中学校生活を送っていけば、大丈夫です。
そんな皆さんを応援するため、お忙しい中、こうして多くの方々が駆けつけてくださいました。その熱い期待も、どうか忘れないでください。
「努力する者は夢を語り、努力を怠る者は不満を語る。」
地道な努力を続けていけば、必ず報われる。そして、前向きになり、夢を語ることができる。
一方、さぼる人は、いつも言い訳ばかりし、挙げ句の果ては先生が悪い、親が悪い、大人のせい、と人に責任をなすりつけ、自分自身をごまかしてしまう。
「努力する者は夢を語り、努力を怠る者は不満を語る。」
お互い、夢を語り合えるよう、がんばりましょう。
(入学始業式の式辞から)
|